さよなら、再見、またいつか。

これが、これが僕の生きる場所だよ!北京の生活や、日本のサブカルチャーについて。

3月4-5日

 

土曜は、京都の割烹でご飯を食べて、うろうろしながら定番のイノダコーヒーへ。高田渡のコーヒーブルースを聞きながら、ミルクと砂糖アリアリのコーヒーを飲む。高田渡の歌は、背伸びせずに取るに足りないことと、言い訳ばかりを歌ってるのがいい。(最果タヒの抜群のタイトルのエッセイ「きみの言い訳は最高の芸術」を読んでないこと思い出した。)タカダワタル的」の中で、歌い出しを間違えて正直にやり直すシーンも、観客が手拍子をし始めた時に「そんな歌じゃないよ」と制止する姿もまったく嘘がない感じですごく印象的だった。

三条へいかなくちゃ

三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね
あのこにあいに なに好きなコーヒーを少しばかり
いいこだな 本当にいいこだな
あついのをおねがい
そうあついのをおねがい
そうさいごの一滴が勝負さ
オレの好きなコーヒーを少しばかり 

日曜は大阪の街をうろうろ。本町のホテルから、靭公園で散歩してコーヒーを飲み、難波でお好み焼き、心斎橋でたこ焼きを食べ、堀江で買い物とコーヒー。コーヒー→粉もん→粉もん→コーヒー。大阪の街は小さくて歩いて回れるのがいい。本町も行ったり来たりするのに便利な場所だった。本町と言えば、この学天即のネタを思い出す。この中での「何回、本町で乗り換えんねん!」ってのと「縦断せえや!」ってツッコミは頭が良すぎると思う。

 

 

はじまりのことば

 

野暮用で大阪に向かう新幹線の中、数年ぶりにブログを始めてみる。新幹線での移動中なんて、どんな音楽も合うにきまってるのだけど、1か月半後に北京に向かう僕にはこの歌がぴったりな気がして(歌詞に大阪と北京と新幹線が出てくるという安易な理由だけど)、何度もリピートしながら、この投稿を書いている。くるりのこのアルバム「坩堝の電圧」は変な曲が多いけど、ファンファンの鳴らすトランペットが気持ちよくて、時折無性に聞き直したくなる。去年8月のくるり結成20周年のLINE LIVEを大阪にいる友達とバラバラに一緒に聞きながら「昔はMDでイヤホンを分け合って聞いてたのが、こんな風に聞けるようになるなんて時代が変わったな」なんて、話してたことを思い出した。

KAKUEIが作った上越新幹線に乗って

スピーディーなタイムマシンは新潟へ向かう 

2012年の冬 悲しみは吹雪の向こうから 

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 いやー、本当に時間が流れるのは早い。神奈川の果てに住み、ツタヤとゲオとブックオフでDVDと漫画と本を漁って、サイゼリヤミラノ風ドリアばかりを食べてたのなんて、ちょっと前のことのようだったのに、気付いたら北京に行くことなんかになってて、新幹線の隣に座ってる人を、おかんに紹介するために大阪に向かうようになってるなんてね。

背中に 虹を感じて 進め

走れ 泳げ もがけ 進め 進め

everybody feels the same