さよなら、再見、またいつか。

これが、これが僕の生きる場所だよ!北京の生活や、日本のサブカルチャーについて。

1ヶ月も経っていたや。

駐在に向けての準備や、送別会などに参加して痛飲していたら、前回の投稿から1ヶ月も経っていた。まずい。サボるの楽ちん。1ヶ月も更新していないと何をしていたかなんてすっかり忘れてしまったのだけど、思いつく限りのことを書いてみようと思う。

■ドラマ:「母になる」「やすらぎの郷」「パンセ」「ガールボス」

「母になる」は、どうも細かいところが引っ掛かってしまって集中できない。あんなポップコーンどこで買うんだとか、誰かKOUとKUOを間違えるんだとか、誰があんなちょっとしたことで子供を拐うんだとか、もう全然集中できない。ギャグセンスも薄ら寒すぎてついていけない。最終話まで見るのがちょっと辛そうだけど、辛抱してもう少し見てみようと思う。「やすらぎの郷」は、まだあまり見れていないので評価できないけど、爺の倉本聰が今やろうとしている挑戦は見ておくべきだと思っている。「パンセ」はいまいちよく分からなかったけど、もこもこの服を着たかしゆかが可愛かったのと、エンディングで流れる吉田拓郎Perfumeの相性の良さが意外だった。

■本:「村に火をつけ、白痴になれ」「ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ」

どっちの本も素晴らしい。伊藤野枝の生き方からは、自由に生きればいいんだとすごく勇気をもらえる。そして、栗原康の文体がずるいぐらいにいい。後、この本は目次の3ページが抜群にいいと思う。どれも最高すぎる。ど根性とセックスの組み合わせがこんなに相性がいいなんて知らなかったや。

1.貧乏に徹し、わがままに生きろ。 お父さんは、はたらきません/わたしは読書が好きだ/わたしはけっしてあたまをさげない/きょうから、わたし東京の人になる
2.夜逃げの哲学 西洋乞食、あらわれる/わたし、海賊になる/ど根性でセックスだ/だれかたすけてください、たすけてください/恋愛は不純じゃない、結婚のほうが不純なんだ/究極の夜逃げ

ニッポン戦後サブカルチャー史もいい。特にこの序文はいい。

サブカルチャーの「毒」には、魅力が満ちている。一度魅せられるや、「毒」は転じて「蜜」となる。その味を自らに禁じることは難しい。中毒症状、すなわち、耽溺である。それはマイナスを意味しない。その、ひとつひとつの魅力を掘り下げていくと、また新たな魅力が現れてくるからだ。個々の事象を突き詰めることでつながり、関係が見えてくる。

新しいものの中にあるちょっとした違いや毒に気づき、それにどっぷりと浸かりながら、その楽しみに身を任す。北京に行って友達も少ないだろうし、このスタンスで異国の地から、日本のコンテンツに触れていこうと思う。

■映画:「美女と野獣」「キングコング

キングコングが馬鹿みたいな物語だけど面白かった。タコを食うシーンが一番笑った。

■漫画:「鋼の錬金術師

■その他:大自然の漫才、カノッサの屈辱三戸なつめのMV集、伊勢田勝行のアニメ集

大自然の漫才も、カノッサの屈辱もテンポがゆっくりでいい。

www.youtube.com

伊勢田勝行のアニメはyoutubeにあるものを少し見ただけだけど、無邪気に楽しんでる感じが、ダイレクトに伝わってくるのがすごくいい。技術とか、うまいとか、そんなの二の次だ。情熱があればなんでもいいんだ。最高。