さよなら、再見、またいつか。

これが、これが僕の生きる場所だよ!北京の生活や、日本のサブカルチャーについて。

パターソン

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気になっていたジャームッシュの新作「パターソン」を近所のDVD屋(○○ショップという表現は僕の世代には馴染まない気がしているので、いつも、○○屋と言ってしまう)で購入。大きな事件は何も起こらず、ゆったりとしたテンポで、少しずつ違うけど、ほとんど同じ毎日を描き続ける、ジャームッシュらしい文体で描いた散文のような作品。普通の映画作家が、同じように語ろうとしても薄ら寒い感じになってしまいそうなところを、ジャームッシュは本当に上手に描くからすごいなと思うと同時に、なんか、このおしゃれでそつない感じが鼻についたりもするけど、やっぱり、いいんだよな。悔しいな。

パルム・ドッグ賞を取ったマーヴィンの表情、醸し出す雰囲気が可愛すぎて、次に犬を飼う時は、ブルドッグもありかなと思うが、僕が飼っても似合わなさそうだし、「飼い犬に似てきたね」なんて言われるとちょっとショックだから、やっぱり普通に可愛い犬を飼おうと思う。それに狙いすぎてる感じがするのも、ちょっと恥ずかしいし。