さよなら、再見、またいつか。

これが、これが僕の生きる場所だよ!北京の生活や、日本のサブカルチャーについて。

プレゼン前後の2週間(10/22-11/12)

■10月22日 日曜

前日にワインを飲みすぎ、朝遅くまで寝てしまったので、ブランチで朝昼を賄う。エッグ・ベネディクトは想像する以上に簡単に作れる。夜は同じ会社に勤める後輩夫妻を招いて家で夕食をとる。栗原はるみ行正り香、ケンタロウのレシピを見ながら色々な和食を作る。

その後は選挙特番をザッピングしながら政情をぼやく。なかなかひどい結果だけど、その中でも、立憲民主党が頑張ってくれたのが本当に良かった。久しぶりに、朝ナマを見たが、三浦瑠麗という国際政治学者(本当か?)の意味不明な論理や、ウーマンラッシュアワー村本のピント外れがひどくてうんざりしてしまった。寝る前に後味の悪い番組を見たせいか、はたまた、夕食時に飲みすぎたせいか、眠りが浅く変な夢ばかりを見た。榎本加奈子が現れたような記憶がぼんやりとある。

 

■10月23日 月曜

吉田秋生BANANA FISH」がノイタミナ枠でアニメ化、いいニュース。石田梅岩石門心学に関する記載が面白そうだったので、彼に関する本を少し読み始める。江戸時代に生まれてみたかった。肉体労働してドロドロになって、風呂に入って、屋台できつねうどんを食って、家に帰って少しだけ酒を飲んで寝る、それの繰り返し。希望もないし、つまんない毎日の繰り返しだろうけど、気楽でのんびりしてて、楽しそうだと思う。

 

■10月24日 火曜

「カフェでカフィを」の画像検索結果

昨日の深夜残業の疲れが残っていて、起きるのが本当に辛かった。ほとんど目を閉じたまま朝ごはんを食べたような気がする。一日中眠すぎたので、仕事は程々に切り上げて、ヨコイエミ「カフェでカフィを」を読む。ほっとする日常の小さな幸せを描いた物語。自動販売機の擬人化の物語、夫婦が久しぶりに喫茶店に行く話はぐっときた。ぽん。

 

■10月25日 水曜

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給料日。中国元が少なくなってきていたので、補充があって助かった。中国は普通預金でも0.3%の利息があるので、毎月少しだけ利息が入る。銀行の手数料もオンライン決済も一切掛からないのも嬉しい。家に帰って、伊藤くんAtoEを見る。佐々木希の1-2話より、3話が良かった。画面の分割を上手に使った2人の演出がいい。ストーカーまがいの中村倫也が、高音で口ずさむスピッツのチェリーが抜群に良くてグッとくる

 

■10月26・27日 木曜・金曜

ひたすら仕事、仕事は相変わらず混沌としている。

 

■10月28日 土曜

風が汚い空気を吹き飛ばしてくれた。自転車に乗ってローカルスーパーのウォルマートに出かけてみる。見たことのない魚や、すっぽん、亀、カエルが食材として売られていた。この何でもかんでも食ってやろうという中国人の姿を見ると、この国にはどう頑張っても勝てない気がする。日本は、これ以上の成長を求めず、良質なサービスと優れた文化・コンテンツで、のんびりした緩やかな社会を築いていく方がいいように思う。

 

■10月29日 日曜

キレイな空気を堪能するため、近所を散歩してから、休日出勤に向かう

 

■10月30日週 平日

プレゼンに向けて、毎日夜中まで仕事。仕事以外に何かをしていた記憶が全くない。

 

■11月11日 土曜

午前中に中国語の授業を終えて、お昼は家でラザニアとサラダを作って食べる。アルザスの安いリースリングを軽く飲んだだけで少し酔っ払ってしまった。お昼からは三里屯の大使館街のイチョウ並木を見に散策に行く。北京は道がドンと開けていて、空気もからっとしていて空気さえ良ければ本当にいい街だと思う。

「ストレンジャーシングス」の画像検索結果

家に帰って友人から薦められた「ストレンジャー・シングス」を見はじめる。面白くてたまらない。一気にシーズン1の8話を見終えてしまった。E.T.のような小屋の隅っこのベットや、ジョン・カーペンターお馴染みのレンズを真っ直ぐに照らし出す懐中電灯や、スティーブン・キングのITやスタンド・バイ・ミーのような世界。マイクの姉役のナタリア・ダイヤーもアメリカ人にしては平たい横顔をしているけど、なんだか不思議に可愛くてドキドキする。けど、中でも一番いいいのは、ウィルと兄のジョナサンだろうな。ウィルのマッシュルームカットの可愛さは半端ないし、ロック好きの優しい兄のジョナサンの不安げな目が抜群にいい。シングストリート然り、スクールカーストの底辺にいる冴えないサブカル兄弟の物語には本当に弱い。僕にも、ジョナサンみたいに優しい兄か、ウィルのように可愛らしい弟がいたら良かったのにな。

 

■11月12日 日曜

ストレンジャー・シングス」のシーズン2を見ていたかったが、本格的な冬が来たら、もっと家に篭もることになるだろうから、パンダを見に、北京動物園に出かける。ほとんど寝ている姿しか見れなかったけど、脱力のプロフェッショナルなパンダの姿を見れて、ほくほくした気分になれた。ここの動物園は敷地が広くて、1区画ごとのスペースが数百メートル離れていて、3時間ぐらいいたが、半分ぐらいしか見て回れなかった気がする。春が来たら、また訪れてのんびり回ってみようと思う。そして、その時は、きっとダメなんだろうけど、地元の人みたいに、人参と白菜とキャベツを持参して山羊やら馬やらアルパカやらに餌をやってみようと思う。